サッカー・アルゼンチン代表は7日、ブエノスアイレス
(Buenos Aires)でワールドカップW杯南アフリカ大会
の王者のスペイン代表と国際親善試合を行い、
アルゼンチン代表が4-1で王者スペインに勝利した。
アルゼンチンは前半9分、エースのリオネル・メッシ選手
の自陣から激走し、最後はFWテベスのスルーパスから技ありの
ループシュートで先制すると、12分にはFWゴンサロ・イグアイン
選手、34分には相手GKのミスに乗じてカルロス・テベス選手が
得点し3点を奪った。
後半38分にはフェルナンド・ジョレンテ選手が王者スペイン
の意地の1点を返したものの、終了間際には途中出場のFWセルヒオ・
アグエロ選手がヘッドで4点目を決め、アルゼンチン代表が
2か月前に歓喜に酔いしれていた王者を沈めた。
アルゼンチンは来月10月8日親善試合で、日本代表の
アルベルト・ザッケローニ新監督(57)が初めて指揮をとる
試合の相手。これが本来のアルゼンチン代表の実力、改めて底力を
みせつけ、W杯覇者スペインをたたきのめした。
これが皮肉な結果ともいえるが、ディエゴ・マラドーナ監督が率いた
南アW杯は8強止まり。実質解任されたマラドーナ監督の後任は正式
決定しておらず、セルヒオ・バティスタ監督代行が指揮している状態
だが、やはり選手のプレーや底力は世界一級だ。
「世界王者を倒したのだからうれしいよ。完ぺきな試合だった。
今、ぼくらは前に進むだけ」と胸を張ったメッシを軸としたタレント軍団の
次戦は来月8日、日本でのアウェー戦。正式発表はまだだが、日本協会の
小倉会長は8日、「メッシも来るはず」と話した。ザッケローニ新監督の
“初陣”の相手としては十分すぎることを、改めて示された。
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