国際サッカー連盟(FIFA)は2日、技術研究グループが
作成したワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の報告書を公表し、
同大会で成功を収めたチームに顕著だった要素の一つが
「攻守の切り替えの速さ」だとして、優勝したスペインや準優勝の
オランダなどに加えて日本も好例に挙げた。
報告書では、勝ち進んだチームには「基本戦術を忠実に守りながら
臨機応変に微調整できる能力」が共通していたと総括。日本など
7チームについて「中盤を素早く通過し、正確で適時のラストパス
を出す理想的なカウンター攻撃で好成績を収めた」と評価した。
また、日本の長所として「組織的な守備」「重圧下でも安定した
球さばき」「素晴らしいチーム精神」などと列挙。ともにドリブル
技術が高いとして松井大輔(トム)と本田圭佑(CSKAモスクワ)、
空中戦の強さと視野の広さがあるとして中沢佑二(横浜M)の3選手
を称えた。
そして、新生日本代表がイタリアセリエAから迎えた「ザッケローニ監督」。
サッカーの国際親善試合パラグアイ戦(4日、日産ス)とグアテマラ戦
(7日、長居陸)に臨む日本代表の合宿が2日横浜市内で始まり、日本代表
の活動は16強入りしたワールドカップ(W杯)後初の招集。
練習前のミーティングでは選手と初対面となるザッケローニ監督があいさつ
が行われ、W杯での活躍をねぎらった上で「1つのページは片づいた。
これから新しいページを書かないといけない。一緒にいいストーリーを
作っていこう」と呼びかけ、1人1人に握手をして回った。
新生日本代表がザッケローニ監督とともに新たな船出を迎えた。
0 件のコメント:
コメントを投稿