バーレーンの首都マナマで今月初めに行われたバーレン対トーゴの
サッカー国際親善試合で、トーゴ代表チームが「偽者」だったとの
疑惑を調査していたトーゴのサッカー協会は20日、偽装は代表チーム
の元コーチ、バナ・チャニル氏が仕組んだものだと結論付け、同氏を
3年間の活動停止処分とした。
今月7日に行われた問題の親善試合は、24日に開幕する西アジア
サッカー選手権へのテストマッチを兼ねたもので、バーレン代表が
3-0で圧勝した。が、試合後になって、トーゴ・スポーツ省の複数の
高官が、代表チームをバーレーンに派遣した事実はないと発言した
ことから、トーゴ・サッカー協会が調査委員会を設置していた。
その調査の結果、調査委員会は、代表チームの偽装は協会の許可を
得ずにチャニル氏が仕組んだものだと断定され、同氏に3年間、
サッカーに関わる全ての活動に関与することを禁じた。
これに対し、チャニル氏は偽装の事実を認め、「トーゴの大統領と
全国民、そしてバーレーン・サッカー協会に、心から謝りたい」と
述べて謝罪。代表チームを偽装した動機についてチャニル氏は
「若い選手たちに国際試合の経験が与えられず、才能を伸ばすこと
ができずにいる」そういった不満からだと説明している。
チャニル氏は、協会に無断でユースチームをエジプトでの試合に
参加させたとして前月、2年間の資格停止処分を受けたばかりだった。
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