サッカー・バーレーン代表は7日、首都マナマでトーゴ代表と
国際親善試合を行い、3-0で勝利を収めた――と思われていた。
ところが、このトーゴ代表がチーム丸ごと「ニセモノ」だった
疑惑が浮上し、「偽トーゴ代表」と騒ぎになっている。
地元英語紙ガルフ・デーリー・ニューズ(Gulf Daily News)
が15日報じたところによると、トーゴ・スポーツ省の複数の高官が、
代表チームをバーレーンに派遣した事実はなく、バーレーン代表と
試合を行ったのは「なりすまし」のチームだと発言。
トーゴのスポーツ大臣は、国際サッカー連盟(FIFA)に調査を要請
する意向を示した。
だが、バーレーン・サッカー連盟(BFA)は、試合はFIFAの認定を
受けBFAとの関係も深い代理人を通じてセッティングされたものだ
として、試合を正当化する声明を出した。ガルフ紙は、試合の
セッティングが適切なルートを通じて行われ、トーゴ当局者と連携
してビザなどの関係書類の作成にあたったとのBFA副会長の談話を
報じている。ただBFAは、試合数分前にバーレーン側に提出された
トーゴ代表の選手名簿が、事前協議で渡航が認められた選手名と
ことごとく異なっていたことも認めた。ガルフ紙によると、BFAも
調査を開始したという。
バーレーン代表のヨーゼフ・ヒッケルスベルガー監督は問題の試合に
ついて「退屈で、時間の無駄だった」と話したという。この試合は、
24日開幕する西アジアサッカー選手権の準備試合の1つだった。
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