サッカーのU-21日本代表は8日、中国の天河スタジアムで
広州アジア大会の男子グループリーグ初戦が行われ、
日中間の緊張が高まる厳戒態勢のなか、地元・中国と戦い
3-0で勝利した。
共にU-21代表で臨んだこの試合、日本はワールドカップ・南
アフリカ大会でサポートメンバーとして日本代表に帯同した山村和也
(流通経済大)と永井、水沼宏太(栃木)らが先発に名を連ねた。
中国0―3日本(8日・天河スタジアム) U―21日本代表は
グループリーグ初戦で中国と対戦。前半12分、永井謙佑選手(福岡大)
からのパスを山崎(磐田)がゴール左上に決め日本が先制した。
その後は両チームとも得点はなく前半終了。
後半14分、東(大分)からのクロスを永井が頭で足元に落とし自ら
ゴールを決めた。後半20分には、水沼(栃木)からのスルーパスを
鈴木(新潟)がヘディングシュートを決め、リードを3点に広げ、
日本が3-0で中国を下した。
報道陣のカメラなど、警備担当者による入念な検査が行われる厳戒態勢
のなか、6日の時点で売れていた入場券は約2万枚、インターネット上
では「完売」となっていたが、スタジアムの収容人数は約5万2千人。
約3万枚が消えた格好。
“消えた約3万枚”の多くが、私服警官や制御可能な動員組に渡された
ことは明らかで、会場の一角はそろいの帽子をかぶった地元の人で占められた。
また、学生に対しては動員であることを隠すため、学校名が入ったジャージーを
着用しないよう当局から念押しされていたことがインターネット上で暴露された。
8日付の地元紙、広州日報は1面に、ヤジやブーイングを控えるよう促すコラムを
掲載。中国人観客の“蛮行”が伝えられ、国際的にイメージダウンすることを
中国当局が警戒していたことは明らかとも伝えられている。
中国に3-0で勝利したA組の日本は10日、グループリーグ第2戦で
マレーシア戦に臨む。
<U-21日本代表メンバー>
GK:18 安藤駿介
DF:2 實藤友紀、3 薗田淳、6 鎌田翔雅→5 比嘉祐介(後半0分)、
13 鈴木大輔
MF:7 山崎亮平→17 登里享平(後半48分)、8 山村和也(Cap)、
10 水沼宏太、15 東慶悟→20 富山貴光(後半26分)、16 山口螢
FW:11 永井謙佑
サブ:1 増田卓也、4 當間建文、12 菅沼駿哉、9 黒木聖仁、14 大塚翔平、
19 工藤壮人
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