hot sports: 三井住友VISA太平洋マスターズゴルフ、石川遼14位発進!桑田氏の金言を胸に・・

2010/11/12

三井住友VISA太平洋マスターズゴルフ、石川遼14位発進!桑田氏の金言を胸に・・

男子ゴルフの「三井住友VISA太平洋マスターズ」は11日、
静岡県太平洋クラブ御殿場(7246ヤード、パー72)で開幕
し、2年連続賞金王を狙う石川遼選手は2アンダーで首位と6打差の
14位タイで初日を終えた。
ボギーなしで1イーグル、6バーディーを奪った手嶋多一選手が64で
単独首位に立った。

横尾要選手が首位と3打差の2位、さらに1打差で宮本勝昌選手や
今田竜二選手ら6人が並んだ。

賞金ランキング3位の藤田寛之選手は69の9位。獲得賞金トップの
金庚泰選手(韓国)は71の25位で、池田勇太選手は71位と出遅れた。
昨年覇者の今野康晴は腰痛で棄権した。

インスタートの石川遼選手は11番でこの日初バーディー。さらに15番、
18番でもバーディーを奪い、ほかは全てパーでまとめる安定した
ゴルフで、前半は3アンダーで折り返すが、後半1番でダブルボギー
を叩くと続く2番でもボギーを叩いてしまい失速。それでも4、5番で
連続バーディーを奪い2アンダーまでスコアを戻した。


前日の三井住友VISA太平洋マスターズのプロアマ戦で、元プロ野球選手の
桑田真澄氏(42)から同じように10代から活躍したアスリートの先輩から
“失敗のススメ”の金言を受けた石川遼選手。桑田氏から、先週から石川が
取り組み始めたスイング改造についても後押しを受け、「さらに上を目指す
ためには大事なこと。失敗もあるけど、自己満足してしまったらそこまで
だから」と、あえて賞金王争いの最中に新スイングに挑むことを決めた石川は
「背中を押してもらった感じでうれしかった」と相通じる考え方を聞き喜び、
桑田氏からは期待を込めて「ゴルフでも人生でもどんどん失敗してください」
と臆することなく“失敗から学ぶ”ことのエールを送られた。

とはいえ、逆転賞金王を狙う石川にとって、今季残り4試合は容易に失敗の
許される状況でないことも確か。賞金ランク首位の金庚泰とは約4000万円差
で、一昨年5位、昨年は4位と相性のいい「三井住友VISA太平洋マスターズ
で差をつめるチャンス。
石川もスイング改造を言い訳にするつもりはない。「初日から優勝という
2文字を目指してプレーしたい」と自分に言い聞かせるような言葉も。



桑田真澄氏は高校1年生で出場した83年夏の甲子園で15歳で優勝投手となり、
85年のドラフトでは早大進学を希望しながら巨人入り。プロでは10代で
沢村賞を受賞した。石川も高1でツアー初優勝を飾って、早くも賞金王に上り
詰めた。アマチュアから注目を浴びてきた点でも共通する2人。

そんな石川に向けて、桑田真澄氏が先輩としてもう一つ残したメッセージは、
「スイング改造しながらでも結果を出すのが本当のスーパースターだよ。
頑張りなさい」と心に響く桑田氏の言葉を胸に、石川遼は頂点を見据える。

0 件のコメント:

コメントを投稿