サッカー欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)は12日、予選が各地で
行われ、グループCのイタリア対セルビア戦は観客の妨害行為により、
開始から6分で試合が中止された。
イタリア・ジェノバ(Genoa)のスタディオ・ルイジ・フェラーリス
で行われたイタリア対セルビアの試合は、観客の妨害行為を鎮めるため、
35分遅れて開始されたが、わずか6分で主審が試合を中断した。
キックオフ前からアウェーの乗り込んだセルビアサポーターが発煙筒を
ピッチに投げ込むなどしたため、選手たちは控え室に撤収。約20分後に
ようやく試合が開始されるも、6分に再び発煙筒がピッチに投げ込まれた
ことで、主審が安全を考慮して試合を中断した。その後、当局との話し
合いの結果、試合の中止が決まった。
イタリアのゴールキーパー(GK)、エミリアーノ・ヴィヴィアーノ選手
はセルビアのサポーターが後ろにいるゴールを
守ることは危険であったとし、「発炎筒を避けるため、後ろを向き続け
なければならなかったので、ゴールを守ることは不可能だった」と話して
いる。
セルビア代表は試合前、乗っていたバスに発炎筒が投げられるなど、同国
サポーターから襲撃を受け、GKのウラジミール・ストイコビッチ選手が
負傷し、病院で検査を受けていた。
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