サッカーの国際親善試合「日本対韓国戦」が12日、ソウル・ワールドカップ
(W杯)競技場で行われ、国際サッカー連盟(FIFA)世界ランキング30位
の日本代表は、同44位の韓国代表と対戦、0-0で引き分けた。
後半はホームの韓国が相手陣深くでプレーする場面が目立ち、日本はカウンターで
対抗したがともに無得点に終わった。
日本代表はザッケローニ監督が指揮する2試合目で今年の最終戦。日本、韓国とも
今年のW杯南アフリカ大会では16強入りし、今回の試合に向けては、W杯メンバー
がともに11人ずつ選出された。日本は8日のアルゼンチン戦から先発を4人入れ
替えた。韓国はエースの朴智星(マンチェスター・ユナイテッド)が右ひざ痛の
ため欠場。
また、開始そうそう激しい攻防戦となり、右サイドバックで先発出場した
DF駒野友一(29)が韓国戦で右腕骨折の重傷を負った。駒野は前半12分、
自陣ゴール前での空中戦で韓国MF李青龍と激突。バランスを崩して着地した際に
ピッチに激しく叩きつけられて右腕を痛めた。 駒野は顔をゆがめて起き上がることが
できず、担架に乗せられて退き、同15分、DF内田と交代。試合中に救急車でソウル
市内の病院に搬送され、右上腕骨骨折と診断された。全治までの期間は不明。負傷個所
は固定しており、13日にチームとともに帰国するが、長期離脱は避けられない見込み。
この試合を前に駒野は「一番のライバルだし、一番負けたくない相手」と燃えていたが、
無念の結果となった。
両国の対戦成績は、これで日本の11勝21分け(PK戦3試合は引き分け扱い)
38敗。今年は2月の東アジア選手権で1-3、5月の親善試合は0-2で、
日本が連敗していた。
日本代表は来年1月、ザッケローニ監督にとって初の公式大会となるアジア
カップ・カタール大会に臨む。
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