米国男子ゴルフ(PGA)ツアー「ノーザントラストオープン」の
予選ラウンド組み合わせが、現地時間の15日午後に発表され、
日本人選手で今大会に出場する今田竜二、池田勇太、そして
石川遼の3人が同じ組でラウンドすることが決まった。
日本人選手が3人出場して同じ組で予選をラウンドするのは
PGAツアー史上初めて。昨年までPGAツアーでは、組み合わせ
を決める際にコンピュータで出場選手の戦跡や出場資格を
インプットし、自動的に組み合わせを選出していた。よって、
人気選手を固めるなど恣意的な操作はできなかった。
しかし、コミッショナーのティム・フィンチム氏が、今季からは
テレビ放送局やスポンサー企業の意向を組み入れ、ある程度人気
や知名度などを考慮して意図的に組み合わせを操作すると発表。
今季第2戦の「ソニーオープンinハワイ」では、カミロ・ビジェガス
(コロンビア)、ジョナサン・ベガス(ベネズエラ)、アレクサン
ドル・ロッカ(ブラジル)の南米出身3人を同組に設定。
さらに、タイガー・ウッズの今季初戦「ファーマーズ・
インシュランスオープン」では、開催コースのトーレパインズで
開催された2008年の「全米オープン」で、18ホールのプレーオフ
を含む激闘を演じたロッコ・メディエイトとタイガーを同組にした
経緯もある。
今大会は海外招待選手という資格で出場している石川遼、池田勇太
選手を注目選手と扱ったPGAツアーの配慮で、日本人選手を固める
ことになった。開催地のサンタモニカ周辺には、永住する日本人や
日系人も多いこともあって、日本人選手3人を同時に見られるという
のは、地元でも大きな話題となっている。
そして、そのノーザントラスト・オープンで今季の米ツアー初戦を
迎える石川遼は16日、当地のリビエラCC(パー71)でプロアマ戦
に出場し、最終調整を行った。
悪天候の中で18ホールを回り、「(前日の雨で)コースのコンディ
ションが変わって(グリーンが)軟らかくなっていた。感触を確かめ
られただけでもよかった」と話した。
同大会はこれが3度目の石川。一昨年は予選落ちだったが、昨年は32位
と善戦した。「変な緊張感はない。ここでやってやるという気持ちが今まで
にないぐらい強い」と、今季米ツアーの初戦を前に意気込みを見せた。
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