サッカー日本代表が6月のキリンカップでチェコ、ペルーと対戦する
ことが8日、分かった。指揮官アルベルト・ザッケローニ監督(57)
はかねてから欧州の強豪との対戦を熱望しており、ペルーは7月の
南米選手権(コパ・アメリカ、アルゼンチン)へ向けた南米対策として
格好の相手といえる。8月の親善試合も韓国との対戦が内定しており、
9月から始まる2014年ブラジルワールドカップ(W杯)3次予選に
向けた今年のマッチメークが固まった。
1月のアジア杯を制した勢いそのままに、ザック・ジャパンが効果的
な強化試合のスケジュールを組んだ。8月には韓国との親善試合も内定、
早くも今年の強化試合の相手がすべて決まった。このため、入念な準備を
整えて9月から始まるW杯3次予選に臨めることになった。
チェコとは7年ぶりの対戦となる。現在のチェコのFIFAランクは30位
だが、05~06年には2位にランクされたこともある欧州屈指の強豪。
ザック・ジャパンとしては初の欧州勢との対戦で、アーセナルの
MFロシツキー選手やチェルシーのGKチェフ選手ら世界的なスター選手も
健在。2012年欧州選手権の予選では現在、スペインに次いで5チーム中
2位につけている。6月は同予選がないため、ベストメンバーでの来日も可能。
世界最高GKといわれるチェフ選手の壁を破れば、日本の攻撃陣にとって
大きな自信になる。
また、ペルーは南米対策として絶好の相手。招待出場する7月の南米選手権
(コパ・アメリカ)はアジア杯に続く公式大会で、日本は1次リーグで
アルゼンチン、コロンビア、ボリビアと対戦する。初出場した99年の
パラグアイ大会は1分け2敗の最下位で1次リーグ敗退。
ザッケローニ監督も「南米選手権(コパ・アメリカ)では全く違うスタイルの
チームと対戦することになる」と警戒を強めているだけに、個人技を重視した
南米スタイルを事前に体感できることは大きい。
キリンカップは2試合とも国際Aマッチデーに開催されるため、長友佑都選手
(24、インテル)、本田圭佑選手(24、CSKAモスクワ)ら海外組の
招集が可能。両チームとの対戦順はこれから調整されるもようだが、早ければ
今月中にも正式発表される。
【サッカーA代表・日本代表 試合予定】
3月25日 キリンチャレンジ杯 モンテネグロ戦 (静岡スタジアム)
3月29日 キリンチャレンジ杯 ニュージーランド戦 (国立競技場)
6月1日 キリンカップ チェコorペルー 戦(東北電力ビッグスワンスタジアム)
6月7日 キリンカップ チェコorペルー 戦(日産スタジアム)
7月2日 南米選手権(コパアメリカ) コロンビア戦 (アルゼンチン)
7月7日 南米選手権(コパアメリカ) ボリビア戦 (アルゼンチン)
7月11日 南米選手権(コパアメリカ) アルゼンチン戦 (アルゼンチン)
8月10日 キリンチャレンジ杯 韓国戦 (札幌ドーム)
9月2日 ワールドカップ(W杯)ブラジル大会アジア3次予選開始 未定 (各地)
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