フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ上位6人と6組が
争うGPファイナル(10日開幕)に向け、7日・8日に中国・北京
へ向け出場選手らが続々北京入りした。
公式練習は8日、当地の首都体育館で始まり、男子の小塚崇彦選手
(トヨタ自動車)、シニア転向最初のシーズンでファイナルに出場
する女子の16歳、村上佳菜子選手(愛知・中京大中京高)らが
調整を行った。
今季2連勝の小塚崇彦選手はショートプログラム(SP)の曲を流し、
トリプルアクセル(3回転半)など安定感のあるジャンプで好調を
アピール。織田信成選手(関大)も入念に滑走した。
フィギュアスケート女子の村上佳奈子選手はリンクの感触を確かめ
ながら、ジャンプの成功率を徐々に高めていった。
そんな村上佳奈子選手に起こったハプニング?!最初の公式練習で、
自身のショートプログラム(SP)の曲がかかるのに合わせて
ポーズを決めると、流れ出したのは全く別の音楽。
「誰の曲かと思った。こんなの初めて」。一瞬あっけにとられたが、
すぐに気を取り直して滑りの確認に集中していた。
1年前は、東京で開催されたGPファイナルと同時に行われた
ジュニアGPファイナルの女王に輝いた村上佳奈子選手。今季
シニアに転向してNHK杯3位の後、2戦目のスケートアメリカで
優勝。ファイナルにまで進出してきた。
シニアデビューのシーズンにファイナル制覇を果たせば、今大会不在
の浅田真央選手(中京大)、バンクーバー五輪金メダルの金妍児選手
(韓国)に続く快挙。接戦が予想される争いで、「あこがれの人たちと
滑るのが楽しみ」という無邪気な16歳にもチャンスはある。
日本勢は男女各3人、過去最多の6人が出場し、いずれも初優勝が
懸かる。男子の高橋大輔選手(関大大学院)、女子の安藤美姫選手
(トヨタ自動車)と鈴木明子選手(邦和スポーツランド)は8日の
練習は行わなかった。
また、GPファイナルに先立ち、9日にジュニアGPファイナルが
始まる。
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