フィギュア､メダリスト･オン･アイス2010エキシビで浅田真央選手･安藤美姫選手ら登場

フィギュアスケートの全日本選手権から一夜明けた２７日、来年３月に
東京で開催されるフィギュアスケート世界選手権男女代表らによる
エキシビション「オールジャパン　メダリスト・オン・アイス２０１０」
（産経新聞社など主催）が長野市のビッグハットで行われ、
オープニングから全日本選手権女子で６年ぶりに女王の座をつかんだ
安藤美姫選手（トヨタ自動車）、同大会2位で世界選手権への切符を手に入れた
浅田真央選手らが登場した。
また、全日本選手権男子で初優勝した小塚崇彦（トヨタ自動車）らもスタンド
を魅了した。

安藤美姫選手は白の華やかな衣装でリンクを舞い、ファンから大きな拍手を
浴びた。優勝から一夜明けた会見では「最高の舞台でもう一度滑る機会を
もらえてうれしい。全日本以上のものを出せるよう頑張りたい」と世界選手権
へ意欲をみせた。２００７年東京大会以来の優勝が期待される。

また、準優勝の浅田真央選手（中京大）も、エキシビション前に記者会見。
来年３月に東京で行われる世界選手権出場を決め、「ホッとしている」と
笑顔を見せた。今季、基礎からジャンプ修正に取り組み、まだ途上の段階。
それでも、ショートプログラム（ＳＰ）、フリーとも看板技のトリプル
アクセル（３回転半ジャンプ）に挑んで着氷。ともに大きなミスなく演じ切り、
２位に入り、改めて底力を見せた浅田真央選手。

世界選手権代表を手にした、女王の安藤美姫（トヨタ自動車）、浅田真央
選手（中京大）、世界選手権初出場となる１６歳の村上佳菜子選手
（愛知・中京大中京高）。男子の全日本初制覇の小塚崇彦選手
（トヨタ自動車）、高橋大輔選手（関大大学院）と織田信成選手（関大）。
世界のトップスケーターが集結する世界選手権だが、日本勢が表彰台を
完全制覇の可能性も期待したい。