アネルカ暴言で、フランス代表危機も練習再開！W杯南アフリカ戦へ‐グループA

サッカーのワールドカップ2010W杯（2010 World Cup）
南アフリカ大会に出場しているフランス代表チームが、
20日、フランス代表監督 レイモン・ドメネク監督への
暴言により、FWニコラ・アネルカ選手がチームから
追放されたことに抗議し、フランス代表選手たちが
練習をボイコットする事態にまで発展していた。

フランス公共ラジオによると、２１日朝になってやっと、
フランス代表チームが練習を再開したと報じている。
選手らは練習場で円陣を組み、その後ランニングを始め、
ドメネク監督やコーチらも練習に付き添っているという。

前代未聞となった今回のフランス代表のこの騒動は、
17日、メキシコ戦でのハーフタイム中にドメネク監督に
暴言を吐いたとして、ＦＷアネルカをチームから追放。
（アネルカが謝罪も拒否したことによる追放）

代表チームは２０日、声明でこれに抗議し、練習を拒否
ボイコットしていた。ＦＷニコラ・アネルカの追放処分に
抗議したものだったが、騒動はさらにその後も波紋を広げた。
事態はこれだけに収まらず、ＦＦＦの幹部であるジャン
・ルイ・バランタン氏が辞任するまでに発展した大事態に、
ニコラ・サルコジ大統領が介入。同国の保健・スポーツ相に、
南アフリカ滞在を延長して２１日にもエブラ、ドメネク監督らと
話し合いを行うよう指示したという。
また、サッカー元フランス代表主将のジネディーヌ・ジダン氏
もフランス代表のワールドカップ（Ｗ杯）南アフリカ大会での
監督と選手の確執が表面化した同代表について
「悲しい」としながら「ちょっとしたことでチームは変わる。
 １次リーグ突破を期待したい」と話したという。

　前回大会で準優勝のフランスは、１次リーグ２戦を終え
１分け１敗と、決勝トーナメント進出に向けがけっぷちの状況に
追い込まれている中での大騒動。明日行われるグループAの
リーグ突破をかけた最終戦、南アフリカ戦ではいったいどんな
プレーをみせるのだろうか?!