インテル新監督本命にカッペロ氏、ベニテス氏も視野

サッカーのイタリア・セリエＡ、インテルのマッシモ・
モラッティ会長は３１日、現在イングランド代表監督を
務めるファビオ・カペッロ氏を来季から監督に迎えたい
との意向を示した。

　インテルは今季、イタリアのクラブとして初めて３冠を
達成したが、その原動力となったジョゼ・モウリーニョ監督は
今季限りで退団し、来季からレアル・マドリード（スペイン）の
指揮を執ることが決まっている。

　モラッティ会長は後任候補として、かつてユベントスや
ミラン（ともにイタリア）などで監督経験のあるカペッロ氏の
名を挙げた。カペッロ氏はワールドカップ（Ｗ杯）終了後の
代表監督退任がうわさされている。

　モラッティ会長は、衛星放送局スカイ・イタリアに対し
「（カペッロ氏が）もし退任ということになれば、私にとっては
喜ばしい」とコメントした。

同会長はまた、リバプール（イングランド）のラファエル・
ベニテス監督も候補として考えていることを明かした。
ただし「ずっとラファエル・ベニテス監督に来てほしいと
思っているが、リバプールとの契約が残っている」と話し、
契約は難しいとの考えを示した。さらに同会長によると、
１９９５年から９７年までインテルを率いたことがある、
現フラム監督のロイ・ホジソン氏も候補に挙がっている
ことを明らかにしている。