アジアカップシリア戦、GK川島永嗣選手が退場?!だが劇的勝利！サッカー日本代表

サッカーのアジアカップに臨んでいる日本代表は大会第７日の
１３日（日本時間１４日未明）にカタール・ドーハで、
１次リーグＢ組の第２戦でシリアと対戦し、初戦でサウジアラビア
相手に勝ち越したシリアに苦戦を強いられ一度は追いつかれながら
残り１０分で決勝点を奪い、２－１で勝利した。

日本代表は９日のヨルダン戦と同じ１１人が先発。前半３５分、
長谷部誠選手（ウォルフスブルク）のゴールで先制。
ところが、日本は４分、１２分とシュートに持ち込むが、得点には
つながらず、攻勢を強めるシリアに対し、少し押される場面が出て
くると、思わぬ形で試合が動いた。

シリアは後半２５分過ぎ、ペナルティーエリア内でセーブにむかった
ＧＫ川島がシリアの選手と交差し、主審がホイッスル。副審が一度は
フラッグを上げており、オフサイドと思われたが、主審の判定はＰＫ。
さらに川島にはレッドカードが出され、まさかの１発退場となる。
この判定をめぐり５分ほど混乱が続いたが、主審の決定が覆ることは
なかった。ＧＫ川嶋の退場により、日本は前田に代えてＧＫ西川を投入。
シリアはハティブが、ゴール左スミにＰＫを決めて１－１の嫌な形で
同点に追いつかれる。

だが、日本代表は数的優位に立った相手の攻勢を受けつつも、後半３５分
過ぎ、途中出場の岡崎がペナルティーエリア内で倒されて今度は日本が
ＰＫを得る。これを本田圭佑選手が、シリアＧＫの不意を打つど真ん中に
落ち着いてＰＫを決め、２－１と勝ち越す。
その後も苦しい展開が続き、６分間のロスタイムの間にもシリアの選手が
フリーキックを蹴ろうとする本田圭佑選手が蹴る前のボールに、飛び出し
今日２回目のイエローカードで退場となるなど、予測不能の猛然とした
試合内容となったが、なんとか乗り越えた日本が勝ち点３を奪い、
グループＢの首位に立った。

２試合を終え、日本は１勝１分けの勝ち点４。シリアは１勝１敗で同３。
これで日本は１７日の第３戦、サウジアラビア戦で勝つか引き分ければ
Ｂ組２位以内が確定し、準々決勝に進む。

もう１試合はヨルダンがサウジアラビアに１－０で勝った。ヨルダンは
１勝１分けで勝ち点４。前回準優勝のサウジアラビアは２連敗で１次
リーグ敗退が決まった。
大会は１６チームが４組に分かれて１次リーグを行い、各組２位までが
準々決勝に進出する。

今日のシリア戦では主審の判定も含め、またもやあわやカタール・ドーハ
の洗礼かとも思われる試合内容だったが、アジアの頂点に立つには冷静さ
を失わず乗越えなければならない日本代表。
日本は１７日の１次リーグ最終戦で、サウジアラビアと対戦する。