サッカーのアジアカップ(アジア杯)最終日は29日、カタール・ドーハで
決勝戦が行われ、日本はオーストラリアを延長戦の末、1―0で下し、
2大会ぶり単独最多となる4度目の優勝を飾った。
日本代表は、右足小指の付け根骨折でMF香川真司選手(21,ドルト
ムント)の代役にMF藤本淳吾(26,清水)を起用したザッケローニ監督。
前線には前田遼一(29,磐田)、左に藤本、右は岡崎慎司(24,清水)、
トップしたにはMF本田圭佑(24,CSKAモスクワ)の攻撃陣。前試合の
韓国戦は欠場だったDF吉田麻也(22,VVV)も復帰。
サッカーアジアカップへ2度目の出場で初決勝進出のオーストラリアは
ケーヒル、キューウェルの2トップ。
試合は日本、オーストラリアともに息をもつかせぬ終始攻防戦で90分を終了
し、延長戦にもつれる展開となった。
両チーム無得点のまま迎えた延長後半4分、日本は長友佑都(チェゼーナ)選手から
のクロスに途中出場の李忠成(広島)選手が左足ダイレクトボレーで合わせて
決勝点を挙げた。その後はオーストラリアの猛攻を防ぎ日本が2大会ぶり4度目の
優勝を飾った。
日本は昨年8月に就任したザッケローニ監督の下での初タイトルとなった。
対戦成績は日本の5勝6分け(PK勝ち1を含む)7敗。2007年の前回大会では
準々決勝で顔を合わせ、日本がPK戦で勝ち上がった。FIFAランキングは
オーストラリアが26位、日本は29位。
ザッケローニ監督の見事な采配手腕とワールドカップ(W杯)南アフリカ大会以降も
進化しつづけた日本代表の最強のチームワークが劇的勝利をもたらしたともいえる。
サッカーアジアカップを優勝した日本代表は、13年にブラジルで開催される
コンフェデレーションズ・カップに参加する。
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