サッカー日本代表新監督のザッケローニ氏就任でイタリア紙も大きく報道

サッカー日本代表のザッケローニ新監督の就任については、
同監督の母国イタリアの主要スポーツ３紙は３１日付で大きく
報じた。ガゼッタ・デロ・スポルト紙は「４年前はイタリア代表
監督にタッチの差でなれなかったが、今回は他候補との激戦を
制して就任」と好意的に伝えた。ザッケローニ氏が以前指揮した
ＡＣミラン（イタリア）に対し、ＭＦ本田圭佑（ＣＳＫＡモスクワ）
の獲得を提言していたことや、「（ともに元日本代表監督の）
ジーコやファルカンに助言を求めたい」との談話も紹介した。

コリエレ・デロ・スポルト紙は同監督が昨季はユベントス（イタリア）
で不本意な成績に終わったことから「日本という遊園地に招かれた。
遠い過去の指導者としては悪くない」と辛口。トゥット・スポルト紙は
「昨季の失態にも構わず、日本メディアは歓迎している」と、日本側の
反応を伝えている。
日本代表監督として6人目の外国人監督となったアルベルト・ザッケ
ローニ監督、イタリア人監督としてはJリーグも含め初となるため
未知数であるが「攻守のバランス」をビジョンに掲げる部分では、
今後の日本代表の求められているサッカーに近いといえるかもしれない。
「ザック」采配に長い目をもって期待したいところ。