世界フィギュアスケート選手権(27日イタリア・トリノ)
で、2位でフリープログラムに臨んだ浅田真央選手は
完璧とも言える演技で 197.58点を記録して金メダル
を獲得した。一方、バンクーバー五輪で金メダルを
得した金妍兒(キム・ヨナ)選手はショートプログラムで
の出遅れがひびき、銀メダルに終わった。
これに対し、中国新聞網は「キム・ヨナの銀メダルは
意外だった」とし、ジャンプの転倒と回転不足があった
にもかかわらず、ほぼノーミスの浅田真央選手(129・50点)
より高い130.39点という全選手中最高の得点を獲得した
ことに疑問を呈した。
続けて記事には「完璧な演技を見せた浅田真央選手の
点数がキム・ヨナ選手よりも低かったとき、会場からは
ため息が聞こえた」とし、表彰台でキム・ヨナ選手に送られた
拍手は、金メダルを獲得した浅田真央選手はおろか、
銅メダルのラウラ・レピスト選手よりもずっと少なかったと報じた。
また、キム・ヨナ選手が獲得した点数に対し、記事では
「ジャッジから何らかの配慮があったのは明らかだ」と指摘、
「フィギュアスケートにおける悲哀と言わざるを得ない」と報道。
さらには、「ジャッジが見せた『えこひいき』はフィギュア
スケートというスポーツの公平性をさらに失わせることとなった」
とし、今回のような事件が今後のスポーツ競技で起きないこと
を希望するばかりであると報じているという。
中国が報じるのは珍しい。
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