スペインがパラグアイに勝利ベスト4へ!ＧＫカシージャス活躍､ワールドカップＷ杯

サッカーのワールドカップ2010Ｗ杯（2010 World Cup）
南アフリカ大会第２１日、３日(日本時間４日）に準々決勝の
パラグアイ対スペイン戦が行われ、強豪スペインが１―０で
パラグアイを下し、６０年ぶりのベスト４進出を決めた。

前半は、強固な守りのパラグアイの前に、ボールを支配し
つつも決定的な場面を作れないスペイン、逆に守りながら
もカウンター攻撃で度々チャンスを作るパラグアイは、41分
にオフサイドの判定となってしまったが、右クロスから
バルデス選手が一旦はゴールを決めるなど、パラグアイ優位
で、０－０で折り返した。

後半12分、パラグアイはペナルティエリア内でカルドソが
倒されＰＫを得るも、スペイン代表主将でＧＫカシージャス
（カシリャス）が、カルドソのＰＫを見事に止め、得点を
阻止。その2分後、今度はスペイン、ビリャがペナルティエリア
で後ろから倒されＰＫを獲得。スペインはシャビアロンソが
ＰＫを決めるも、キックの前に味方がペナルティエリア内に
入ってしまい、ＰＫがやり直しとなり、蹴りにくくなった状況
でシャビアロンソが2回目のＰＫは失敗、パラグアイの主将ＧＫ
ビジャルの好セーブに阻止された。

スペインは後半38分、疲れの見えたパラグアイのディフェンス
中央をファンタジスタ、イニエスタが卓越した個人技での
ドリブル突破をはかると、右サイドのペドロへパスを出し、
ペドロがシュート。しかしボールはポストにはじかれたが、
絶妙の位置にいたビリャが再び落ち着いてボールを処理し、
パラグライの鉄壁を破る先制点を取った。
その後、両チームともに得点を取ることは出来ず、スペイン
の１得点が明暗を分けた攻防戦で終了した。

０８年欧州選手権王者のスペインも、ワールドカップＷ杯では
1950年の４位が最高で、準決勝へは実に60年ぶりの進出を
決めた。スペイン代表は初の決勝進出をかけて、７日
（日本時間８日）にドイツと対戦する。