バンクーバーオリンピックの戦いは、広告業界・スポンサーの
間では、もう始まっているようだ!
【カナダ・バンクーバー五輪】
米経済誌「フォーブス(Forbes)」は9日、2010年バンクーバー
冬季五輪に出場する選手の2009年の長者番付を発表し、
女子フィギュアスケートの金妍児(Yu-Na Kim、キム・ヨナ、韓国)と、
男子スノーボードのショーン・ホワイト(Shaun White、米国)が、
ともに約800万ドル(約7億1800万円)で1位となった。
世界王者であるというだけでなく、高い市場性を持つ金妍児は、
コマーシャル出演の副収入で高給取りとなった。
競技での賞金による収入は約15万ドル(約1350万円)だったものの、
現代自動車(ヒュンダイ、Hyundai Motor)、国民銀行(Kookmin Bank)、
ナイキ(Nike)、プロクター・アンド・ギャンブル(Procter and Gamble:P&G)
などのスポンサーから収入を得ている。
サムスン電子(Samsung Electronics)が2009年5月に発売した
金妍児モデルの携帯電話は、約7か月間で100万台の売り上げを記録し、
同社の売り上げ記録を破っている。
2009ウィンターXゲーム(Winter X Games XIII)で金メダルを
獲得したホワイトの競技獲得賞金は4万ドル(約360万円)だが、
金妍児と同様に、バートン(Burton)やレッドブル(Red Bull)、
ターゲット(Target)、AT&Tなどから莫大なスポンサー料を手にしている。
レッドブルは、ヘリコプターによる往復が必要なほど遠いコロラド
(Colorado)にホワイト専用のハーフパイプ用コースを約50万ドル(約4500万円)
を投じて設営し、ホワイトはここで新たな技を考案している。
そのほかの選手では、3位に約300万ドル(約2億7000万円)を稼いだ
アルペンスキーのリンゼイ・ボン(Lindsey Vonn、米国)、
4位に約200万ドル(約1億8000万円)で同じくアルペンスキーの
テッド・リゲティ(Ted Ligety、米国)、5位には150万ドル(約1億3500万円)で
スピードスケート・ショートトラックのアポロ・アントン・オーノ
(Apolo Anton Ohno、米国)が続いているという。
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